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トリトマ



トリトマ(Tritoma)はユリ科シャグマユリ属(クニフォフィア属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)ススキノキ科とされる。
クニフォフィア属はアフリカに72種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
トリトマというのは旧属名だが、園芸的にはこの名で流通している。
英名はトーチリリー(torch lily)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植えにされるほか、切り花としても利用される。
和名は赤熊百合(シャグマユリ)という。
「赤熊」は元来は赤く染めたヤクの尾の毛のことで、兜飾りなどに用いられた。
別名を大トリトマ(オオトリトマ)という。
開花時期は6月から10月である。
草丈は60センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。
花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。
蕾のうちは紅色で咲き進むと黄色になるので、上部が紅色、下部が黄色に見える。
小形の姫トリトマ(ヒメトリトマ:Kniphofia triangularis)との交雑で多くの園芸品種が生まれている。
そうしたものには、白、オレンジ、ピンク、赤などのものがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「恋するつらさ」である。
10月9日の誕生花である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニフォフ(Johann Hieronymus Kniphof, 1704-1763)さん」の名からきている。
種小名の uvaria は「(バンレイシ科の)ウバリア属の」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Kniphofia uvaria

★夏空をめざし元気に咲き昇る
 トーチリリーの花は爽やか
☆夏空にはえる姿は恋の色
 トーチリリーの炎燃やせば



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ネリネ



ネリネはヒガンバナ科ネリネ属の多年草の総称である。
ネリネ属は南アフリカに30種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また多くの園芸品種があり、主にイギリスで品種改良をされた。
日本へは大正時代の末期に渡来した。
英名をダイアモンドリリー(diamond lily)という。
彼岸花(ヒガンバナ)に似ているが花茎が中空ではなく、花もやや小さい。
また、花が咲くときに葉も出ている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は線形で、翌年の初夏まで残る。
開花時期は10月から12月である。
1本の茎に10輪くらいの花がつく。
花びら(花被片)には艶があり、花径は5、6センチくらいである。
花の色は白、ピンク、赤、朱色などがある。
花もちがよく、切り花などによく使われる。
花言葉は「また会う日まで」である。
10月17日の誕生花である。
属名の Nerine はギリシャ神話の海の女神「ネレイス(Nereis)」からきている。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nerine spp.

★すっと立つネリネの花は色づいて
 北の風にもひるむことなく
☆花びらはダイヤモンドの輝きに
 劣らぬ心君へ届けと



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金木犀(キンモクセイ)



早足で金木犀は刻(とき)醸し

金木犀(キンモクセイ)はモクセイ科モクセイ属(オスマンツス属)の常緑小高木である。
オスマンツス属は東アジアを中心に35種と11の変種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
渡来種だが銀木犀(ギンモクセイ)が別名を木犀(モクセイ)といい、代表種となっている。
属名の和名もモクセイ属という。
本種の原産地は中国の桂林地方である。
中国名は丹桂(dangui)という。
日本へは江戸時代のはじめに渡来した。
香りがよく、庭木として栽植されている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で先が尖り、裏側に少し曲がる。
開花時期は9月から10月である。
雌雄異株である。
日本には雄株のみが入っている。
葉の脇に芳香のあるオレンジ色の小花を密につける。
花径は5ミリくらいである。
雄花には雄しべ2本と不完全な雌しべが1本ある。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「気高い人」である。
10月10日の誕生花である。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
変種名の aurantiacus は「黄色を帯びた橙色の」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus

★儚さを醸すアロマは思い出の
 刻(とき)閉じ込めて記憶の隅に
☆見上げれば輝く月はオレンジに
 染めて桂花の香り漂い


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ポットマム



ポットマム(pot-mum)はキク科キク属(クリサンテムム属)の多年草である。
クリサンテムム属はアジアやヨーロッパに44種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
代表種は菊(キク)で、属名の和名もキク属という。
菊(キク)は野生種ではなく栽培種で、平安時代に中国から渡来した。
別名を家菊(イエギク)ともいう。
ポットマムは菊(キク)の品種の1つで、鉢植え向きに育成された矮性種である。
語源は'pot'(鉢)とChrysanthemum(キク属)の'mum'を組み合わせたものである。
1950年代にアメリカで育成されたものがこの名称で発売された。
現在も品種改良が行われており、品種数は100種類を超えている。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9月から11月くらいである。
花の色は、赤、白、ピンク、オレンジ、黄色など多彩で、複色のものもある。
花言葉は「高潔なる愛」である。
10月16日の誕生花である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の morifolium は「クワ属(Morus)のような葉の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名はパーレクイン、ポリッシュマーブルである。
学名:Chrysanthemum morifolium
★びっしりと鉢を覆ったポットマム
 色鮮やかに歌うがごとく
☆鉢植えの花束抱えポットマム
 色とりどりの元気さもらい




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嫁菜(ヨメナ)



訪ね来て嫁菜咲く野のエトランゼ

嫁菜(ヨメナ)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布し、属名の和名をシオン属という。
分類の仕方によってはヨメナ属(カリメリス属)とされるが、現在ではこの分類法はシノニムの扱いである。
本種は日本固有種 である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、草原や畦道などに普通に生える。
和名の由来は、婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比でつけられたものである。
近縁種の関東嫁菜(カントウヨメナ)との対比でつけられた関西嫁菜(カンサイヨメナ)の別名がある。
また、萩菜(ハギナ)の別名があり、うはぎの名で万葉集にも詠まれている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は上部で少し枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で、艶はあまりない。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には冠毛はない。
春の若葉は食用となる。
俳句では「嫁菜の花」が秋の季語である。
花言葉は「隠された美しさ」である。
10月11日の誕生花である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名のyomena は日本語の「ヨメナ」のことである。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aster yomena(syn. Kalimeris yomena)

★野の花をここで撮るのも悔しいが
 西の花ゆえ機会も乏しく


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