白粉花(オシロイバナ) 秋の花 2016年08月24日 飯事の母を演ずや白粉花で白粉花(オシロイバナ)はオシロイバナ科オシロイバナ属(ミラビリス属)の多年草である。ミラビリス属は南北アメリカ大陸に58種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)代表種の本種に白粉花(オシロイバナ)の和名があり、属名の和名もオシロイバナ属という。本種の原産地は中南アメリカである。英名はフォーオクロック(four-o'clock)という。中国名は紫茉莉(zimoli)という。日本へは江戸時代の初期に渡来した。和名の由来は、熟した黒い種をつぶすと白粉のような白い粉が出てくるところからきている。貝原益軒が命名したとのことである。庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。現在では、逸出したものが本州から沖縄にかけて野生化している。北海道のブルーリストではDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。草丈は60センチから120センチくらいである。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6月から11月くらいである。茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2センチくらいの漏斗状の花をつける。花冠は筒部が長く先で5つに裂ける。花の色は赤、白、ピンク、黄色などで、絞りのものもある。萼片は5枚、雄しべ1本、雌しべ1本である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。俳句の季語は秋である。花言葉は「臆病」である。8月23日の誕生花である。属名の Mirabilis はラテン語の「mirari(驚く)」からきている。Mirabilisには「不思議な、素敵な」の意味がある。種小名の jalapa は「(メキシコの)ヤラッパの」という意味である。写真は10月に向島百花園で撮った。実の写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。学名:Mirabilis jalapa★お白粉を塗って薄紅頬にさす 謎の習わし不思議の世界☆夕闇を待ちて花咲く鮮やかに 色と香りは恋を誘い 花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル| PR
カンナ 秋の花 2016年08月13日 小気味良くビート利かせてカンナ咲くカンナはカンナ科カンナ属の多年草である。カンナ属は南北アメリカ大陸の熱帯・亜熱帯地域に10種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)また、多くの園芸品種が作出されている。一般にカンナと呼ばれているのは、檀特(ダンドク)を主体に改良された園芸品種である。YListでは、その和名を花カンナ(ハナカンナ)とし、カンナを別名としている。英名はカンナリリー(canna lily)という。日本へは、檀特(ダンドク)が江戸時代の前期に渡来した。花カンナ(ハナカンナ)が渡来したのは明治時代の後期である。庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。草丈は100センチから150センチくらいである。芭蕉(バショウ)に似た大型の楕円形の葉を数枚つける。開花時期は6月から10月である。花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。花の色は緋色、桃色、橙色、黄色、白、絞りなど多彩である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。俳句の季語は秋である。花言葉は「情熱」である。8月13日の誕生花である。属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。種小名の generalis は「一般の」という意味である。写真は9月に大阪市大植物園で撮った。品種名は上からイタリアーナ、リベレーション、ルシファー、ヒロナムイエローである。学名:Canna x generalis★南国の湧き立つようなパッションを 伝う大輪ビート利かせて☆華やかな色を咲かせて花カンナ 夏の暑さが一際似合い 花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|