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千日紅(センニチコウ)



千日紅頬をピンクに染めて揺れ

千日紅(センニチコウ)はヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)の一年草である。
ゴンフレナ属はアジア、アフリカ、オーストラリア、南北アメリンなどに100種くらいが分布する。
代表種である本種に千日紅(センニチコウ)の和名があり、和名の属名もセンニチコウ属という。
本種の原産地は北アメリカの南部や熱帯アメリカである。
英名はグローブアマランス(globe amaranth)という。
中国名は千日紅(qianrihong)である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
和名は中国名を音読みしたものである。
由来は、長い間花の色が褪せないことからきている。
庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培されている。
また、時として逸出し、本州から沖縄にかけて野生化している。
江戸時代の中期には既にドライフラワーとして利用されたという記録もある。
花期が長いことから仏花として好まれている。
草丈は40センチから50センチくらいである。
全草に毛が生えており、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で先が尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉は向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月である。
茎先にボンボンのような丸い花(頭花)をつける。
花のように見え丸い部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が発達したものである。
花の色はピンク、白、紅紫などがある。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「変わらぬ愛情」である。
9月8日の誕生花である。

属名の Gomphrena はギリシャ語の「gromphaena(ケイトウの1種)」からきている。
種小名の globosa は「球形の」という意味である。
写真は9月に野田市の清水公園で撮った。
園芸品種のバイカラーローズである。
学名:Gomphrena globosa

★爽やかな季節迎えて千日紅
 ピンクの頬をずらり並べて



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ダリア



曇天もダリアの花は透き通り

ダリア(dahlia)はキク科ダリア属の多年草である。
ダリア属は暫定的学名も含めて世界に44種が分布する。
本種の原産地はメキシコである。
メキシコでは国花になっている。
18世紀にメキシコからヨーロッパ(最初はスペイン)に導入され、園芸品種の作出が開始された。
現在ではその数は数万種に及ぶ。
日本へは江戸時代の後期にオランダを経由して渡来した。
かつては和名を天竺牡丹(テンジクボタン)といった。
花の形が牡丹(ボタン)に似ていて遠い異国からきたことから名づけられた。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培される。
また、切り花やドライフラワーとされる。
草丈は20センチから200センチくらいである。
葉は羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から10月である。
花径は3センチの小輪から30センチの大輪まである。
花の形も色も多彩である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「優雅さ」「気高さ」である。
俳句の季語は夏である。
9月3日の誕生花である。
属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「ダール(Anders Dahl, 1715-1789)さん」の名からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
上はエオナG、下はクロイトンエースという園芸品種で、いずれも大輪系である。
学名:Dahlia pinnata

★幾重にもピンクの花びら重ね咲く
 ダリアの花はまろやかタッチ
☆コサージュと見間違うよな美しさ
 胸に飾りて花に酔いしれ



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ランタナ



ランタナはクマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)の常緑低木である。
ランタナ属は中南アメリカを中心に150種くらいが分布する。
本種が代表種で和名を七変化(シチヘンゲ)といい、属名の和名もシチヘンゲ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
英名はコモンランタナ(common lantana)という。
現在では世界各地の広い範囲で野生化している。
そのため、国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」(SSC)では、「世界の外来侵入種ワースト100」に指定している。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
また、小笠原諸島や沖縄では逸出したものが野生化している。
そのため、日本でも侵略的外来種として「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されている。
別名をランタナや紅黄花(コウオウカ)という。
園芸的にはランタナとされることが多い。
樹高は1メートルから2メートルである。
茎の断面は四角形で、棘が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には硬い毛が生え、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から10月である。
茎先に半球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
花冠のつけ根の部分は筒状で、先は4つから5つに裂ける。
花の色は初めは黄色や淡い紅色で、のちに濃い赤色や橙色に変わる。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
種子は有毒である。
園芸品種には花の色が黄色や白で変化しないものもある。
花言葉は「厳格」である。
9月7日の誕生花である。
属名の Lantana はヨーロッパ産の「Viburnum lantana」 からの転用である。花の形や花序が似ていることから転用された。
種小名の camara は「アーチ状の」という意味である。
亜種名の aculeata は「棘のある」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Lantana camara subsp. aculeata(広義:Lantana camara)

★花びらを群がるように寄せ集め
 色鮮やかにランタナの咲く
☆七色に花色変えてランタナは
 故郷を忘れ旅を続けて



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すぎもり鶏頭(スギモリゲイトウ)



すぎもり鶏頭(スギモリゲイトウ)はヒユ科ヒユ属(アマランツス属)の一年草である。
アマランツス属は世界に88種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属の中に葉を食用とするひゆ(ヒユ)が含まれ、属名の和名をヒユ属という。
本種の原産地は熱帯アメリカで、高地に生える。
現在では世界各地に広がり、観賞用に栽培されている。
また、中国や東南アジアでは種子や若葉を食用とする。
英名はレッドアマランス(red amaranth)という。
中国名は繁穗*(fansuixian)である。(*印=クサカンムリ+見)
日本への渡来時期についてははっきりした資料がない。
日本では観賞用として稀に庭植えで栽培され、逸出したものが野生化している。
「すぎもり」の名の由来は不明である。
鶏頭(ケイトウ)の名は花序を鶏冠(とさか)に見立てたものである。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先や葉の脇から穂状の花序を出し、暗い紅色の花をつける。
花穂はよく枝分かれをする。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の cruentus は「深紅の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Amaranthus cruentus

★野菜ならそんなものかと思うけど
 大きすぎるね狭い日本じゃ



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紐鶏頭(ヒモゲイトウ)



紐鶏頭(ヒモゲイトウ)はヒユ科ヒユ属(アマランツス属)の一年草である。
アマランツス属は世界に88種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属の中に葉を食用とするひゆ(ヒユ)が含まれ、属名の和名をヒユ属という。
本種の原産地は南アメリカで、アンデス地方の山岳地帯に分布する。
葉鶏頭(ハゲイトウ)に近い仲間だが、本種は花穂を楽しむ。
ペンダント・アマランス(pendant amaranth)などの英名がある。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培される。
また、切り花やドライフラワーとしても利用される。
和名の由来は、花穂が紐状になった鶏頭(ケイトウ)ということからきている。
鶏頭(ケイトウ)の名は花序を鶏冠(とさか)に見立てたものである。
別名を仙人穀(センニンコク)という。
これは仙人の食べる穀物という意味合いでつけられた名である。
草丈は70センチから100センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期8月から10月である。
紅色の花穂がひも状に長く垂れ下がる。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
アマランサスの名で自然食品としても出回っている。
花言葉は「心配ご無用」である。
9月2日の誕生花である。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の caudatus は「尾のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のレッドとグリーンである。
学名:Amaranthus caudatus

★ぶらぶらと花穂垂らして紐鶏頭
 ユニークすぎる花と呼ぶには



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