忍者ブログ

花 調 べ

最新データで構成

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アンモビウム・アラツム



アンモビウム・アラツムはキク科カイザイク属(アンモビウム属)の多年草である。
アンモビウム属は暫定的学名だがオーストラリアに2種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種に貝細工(カイザイク)の和名があり、属名の和名もカイザイク属という。
本種の原産地もオーストラリアで、東部のニューサウスウェールズ州、クィーンズランド州、ビクトリア州、タスマニア州などに分布する。
和名の由来は艶のある花の様子を貝細工にたとえたものである。
英名はウィングドエバーラスティング(winged everlasting)という。
園芸上は一年草として扱われる。
庭植え、鉢植えとされるほか、ドライフラワーとしてよく利用される。
なお、もう1種はアンモビウム・クラスペディオイデス(Ammobium craspedioides)といい、ニューサウスウェールズ州にのみ分布する。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎にはひれ状の翼があり、よく枝分かれをする。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、先がスプーンのように広がる。
茎につく葉には柄がなく茎を抱く。
葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は6月から8月くらいである。
茎先に花径25ミリから50ミリくらいの花(頭花)をつける。
花(頭花)は白い花弁のように見える紙状の総苞に包まれている。
花(頭花)は黄色い筒状花だが、咲き進むと黒っぽくなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「不変の誓い」である。
8月14日の誕生花である。
属名の Ammobium はギリシャ語の「ammos(砂)+bios(生活)」からきている。砂地に生育することから名づけられた。
種小名の alatum は「翼のある」という意味である
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ammobium alatum

★艶のある苞葉がとても魅力的
 貝細工の名ぴったり似合い



花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












PR

カンナ



小気味良くビート利かせてカンナ咲く

カンナはカンナ科カンナ属の多年草である。
カンナ属は南北アメリカ大陸の熱帯・亜熱帯地域に10種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの園芸品種が作出されている。
一般にカンナと呼ばれているのは、檀特(ダンドク)を主体に改良された園芸品種である。
YListでは、その和名を花カンナ(ハナカンナ)とし、カンナを別名としている。
英名はカンナリリー(canna lily)という。
日本へは、檀特(ダンドク)が江戸時代の前期に渡来した。
花カンナ(ハナカンナ)が渡来したのは明治時代の後期である。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
芭蕉(バショウ)に似た大型の楕円形の葉を数枚つける。
開花時期は6月から10月である。
花弁のように見えるのは雄しべが花弁化したもので、本当の花弁は萼のように小さく目立たない。
花の色は緋色、桃色、橙色、黄色、白、絞りなど多彩である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は秋である。
花言葉は「情熱」である。
8月13日の誕生花である。
属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。
種小名の generalis は「一般の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
品種名は上からイタリアーナ、リベレーション、ルシファー、ヒロナムイエローである。
学名:Canna x generalis

★南国の湧き立つようなパッションを
 伝う大輪ビート利かせて
☆華やかな色を咲かせて花カンナ
 夏の暑さが一際似合い







花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












蓬菊(ヨモギギク)



蓬菊(ヨモギギク)はキク科ヨモギギク属(タナケツム属)の多年草である。
タナケツム属は暫定的学名だが世界に163種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種が代表種で、属名の和名もヨモギギク属という。
本種の原産地はヨーロッパとアジアである。
英名をタンジー(tansy)という。
日本へは明治時代に渡来した。
タンジーの名は日本でも流通名とされ、庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培されている。
ただし、有毒植物なので注意が必要である。
毒性を生かして民間で駆虫剤として用いられるほか、調味料や芳香剤としても用いられる。
逸出したものが北海道と本州で野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は100センチから200センチくらいある。
茎は固く、葉は細かい切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に丸くて平べったい黄色の花をたくさん咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、舌状花のないところが蓬(ヨモギ)に似ているということからきている。
北海道には変種の蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)が自生する。
蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は環境省のレッドリスト(2012)で絶滅危惧II類(VU)に登録されているのだが、その扱いについては流動的である。
YListでは蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)を本種の変種として区別している。
Catalogue of Life では蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は異名の扱いで本種に包含している。
2012年版のレッドリストでは絶滅危惧である蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)の学名に本種のものを充てている。
花言葉は「婦人の美徳」である。
8月12日の誕生花である。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare

★全草に強い香りを漂わせ
 蓬菊咲く姿妖しく
☆タンジーの花は忘れぬ遠き日を
 不死の薬は今も咲きつつ



花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












ファレノプシス・エクエストリス



ファレノプシス・エクエストリスはラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)の常緑多年草である。
ファレノプシス属は東南アジアを中心に71種が分布する着生種である。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
属名の読み方はファラエノプシスとするものもある。
代表種のファレノプシス・アフロディテ(Phalaenopsis aphrodite)に胡蝶蘭(コチョウラン)の和名があり、属名の和名もコチョウラン属という。
本種の原産地は台湾やフィリピンである。
樹上に着生したり岩に根を張ったりする着生種である。
中国名は小蘭嶼蝴蝶蘭という。
和名は姫胡蝶蘭(ヒメコチョウラン)である。
小形種の重要な交配親となっている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖る。
開花時期は4月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチから3センチの花を垂れ下げる。
花の色はピンクを帯び、唇弁は濃いピンクである。
花言葉は「あなたを愛している」である。
属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(のような)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。
種小名の equestris は「騎士の」という意味である。剣形の葉を持つ様子をたとえたものである。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Phalaenopsis equestris

★小さくて舞うがごとくの花姿
 ピンクが似合う姫胡蝶蘭



花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル









パキスタキス・ルテア



パキスタキス・ルテアはキツネノマゴ科パキスタキス属の常緑小低木である。
パキスタキス属は中南アメリカ、西インド諸島に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属のパキスタキス・コッキネアに紅珊瑚花(ベニサンゴバナ)の和名があり、属名の和名をベニサンゴバナ属とするものもある。
本種の原産地も中南アメリカ、西インド諸島である。
YListでは和名を鬱金珊瑚花(ウコンサンゴバナ)としている。
英名はロリポッププラント(lollipop plant)やゴールデンシュリンプ(golden shrimp)である。
日本へは戦後に渡来した。
日本では鉢植えとして栽培される。
樹高は90センチから120センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から11月である。
温度さえ合えば周年開花をする。
茎先に黄色い苞(葉の変形したもの)を重なるようにつけ、その先に白い舌状の花が垂れ下がるようにつく。
苞は花の咲かない時期にも残る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「美しい娘」である。
8月11日の誕生花である。
属名の Pachystachys はギリシャ語の「pachys(太い)+stachys(穂)」からきている。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園の温室で撮った。
学名:Pachystachys lutea

★温室の定番なれどパキスタキス
 苞と花とがバランス保ち
☆デザートの飾りを思わす花姿
 パキスタキスの不思議な魅力



花図鑑
植物図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












プロフィール

HN:
Webサイト:
性別:
男性

カウンター







AmazonStore
by amanatu


カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索