秋明菊(シュウメイギク) 秋の花 2016年10月18日 秋明菊(シュウメイギク)はキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。日本にも一輪草(イチリンソウ)などが分布し、属名の和名はイチリンソウ属という。本種の原産地は中国である。中国名は秋牡丹(qiumudan)という。日本へは江戸時代以前に中国から渡来した。文献上では「花壇綱目」(水野元勝著, 1681刊)に記載があり、その頃には既に定着していたものと想定できる。庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培され、切り花やドライフラワーともされる。また、青森県を除く各地で野生化している。ちなみに、北海道のブルーリストではDランク(北海道に導入されており定着することが懸念されるが状況は不明な外来種)に選定されている。和名の由来は秋に菊に似た花を咲かせるというところからきているる。特に京都の貴船山に多いので貴船菊(キブネギク)の別名がある。草丈は50センチから100センチくらいである。葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、根際から生える葉と茎につく葉がある。根際から生える葉のほうが大きい。茎につく葉は向かい合って生える(対生)。開花時期は9月から11月である。花柄の先に菊(キク)に似た淡い紅紫色ないし白の花をつける。ただし、花びらのように見えるのは花片ではなく萼片である。八重咲きのものは、萼と雄しべが弁化したものである。花の真ん中には橙色の雄しべと緑色の雌しべがたくさんある。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。花言葉は「褪せていく愛」である。10月8日の誕生花である。属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。種小名の hupehensis は「湖北省産の」という意味である。変種名の japonica は「日本の」という意味である。写真は9月に富山県中央植物園で撮った。学名:Anemone hupehensis var. japonica(広義:Anemone hupehensis)★都人忘れられぬか秋牡丹 聴くや聴かずや袖震わせて☆風の花揺れる姿に古都の色 秋明菊は忘れられても花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル| PR PR" dc:identifier="http://hanamoyo2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%A7%8B%E6%98%8E%E8%8F%8A%EF%BC%88%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%82%AF%EF%BC%89" /> -->