田村草(タムラソウ) 秋の花 2016年10月20日 田村草(タムラソウ)はキク科タムラソウ属(セルラツラ属)の多年草である。セルラツラ属は暫定的な学名だがユーラシア大陸に39種と2亜種2変種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)日本にも本種が分布し、属名の和名をタムラソウ属という。本種は本州から九州にかけて分布し、山地の草原や林の縁などに生える。また、山野草として庭植えにして栽培される。海外では、朝鮮半島にも分布する。基本亜種の満州田村草(マンシュウタムラソウ:Serratula coronata subsp. coronata)は中国からヨーロッパにかけて分布する。和名の由来は不明とされている。別名を玉箒(タマボウキ)という。草丈は30センチから150センチくらいである。茎には多数の縦線があり、上方で疎らに枝分かれをする。葉は大形の細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)葉は羽状に深く切れ込むが、刺がない。開花時期は8月から10月である。茎先に紅紫色の花(頭花)を上向きにつける。花は薊(アザミ)の仲間によく似ている。舌状花はなく筒状花だけで構成される。花の下にある総苞は細長い三角状である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。花言葉は「あなただけ」である。10月20日の誕生花である。属名の Serratula はラテン語の「serratus(鋸歯のある)」からきている。種小名の coronata は「花冠のある」という意味である。亜種名の insularis は「島に生える」という意味である。写真は8月に日光植物園で撮った。学名:Serratula coronata subsp. insularis★薊かとふと思わせる田村草 棘はないよと笑み送られて☆棘のない優しい花と田村草 覚えた頃が懐かしきかな花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル| PR PR" dc:identifier="http://hanamoyo2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%94%B0%E6%9D%91%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%82%A6%EF%BC%89" /> -->