姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン) 夏の花 2016年08月18日 姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)はアヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の多年草である。クロコスミア属アフリカの南部や東部に9種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)また、400種を超える園芸品種が作出されている。代表種のクロコスミア・アウレア(Crocosmia aurea)に檜扇水仙(ヒオウギズイセン)の和名があり、属名の和名もヒオウギズイセン属という。本種はフランスで交配によって作出された園芸品種である。交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ:Crocosmia pottsii)で、どちらも南アフリカが原産地である。日本へは明治時代の中期に渡来した。庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。英名をモントブレチア(montbretia)という。YListではこの名称を別名として記載している。また、逸出したものが野生化し、今では全国各地の人家周辺に生えている。たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。草丈は50センチから80センチくらいである。葉は先のとがった線形で2列に並んで立ち、互い違いに生える(互生)。葉の中央に縦の筋がある。開花時期は7月から8月である。花茎から3つから5つの穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる。花被片は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついている。雄しべは3本、花柱(雌しべ)が1本ある。花柱の先は3つに裂けている。結実はせず、球根で増える。花言葉は「謙譲の美」である。モントブレチアが8月15日の誕生花である。属名の Crocosmia はギリシャ語の「crokos(サフラン)+osme(匂い)」からきている。サフランの香りがするということで名づけられた。種小名の crocosmiiflora は「サフランの香りのする花の」という意味である。写真は7月に向島百花園で撮った。学名:Crocosmia x crocosmiiflora★濡れそぼりだらりの帯を垂らしたる 風情しおらしモントブレチア☆夏の雨雫は紅を際立たせ モントブレチア草陰に咲き花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル| PR PR" dc:identifier="http://hanamoyo2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%A7%AB%E6%AA%9C%E6%89%87%E6%B0%B4%E4%BB%99%EF%BC%88%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%92%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%AE%E3%82%BA%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%EF%BC%89" /> -->